「萌依なら、大丈夫だ」
「てめぇのその自信はよぉ…どっからくるんだよ!!!?あ゙!?」
大丈夫なんて根拠、ねえんだよ!!
萌依の場合特に!!!!
「屋上の扉真っ二つは、予想内だ」
「そういう問題じゃねえだろ!!!?」
「俺にも考えがあって、やっている。何も考えていないわけ…ないだろ?」
「いくら兄貴でも、萌依を傷つけたら、許さねえよ?」
「萌依は充分傷ついてる。これ以上自分で自分の傷をえぐるようなマネはしない」
「………わかってんだよ!!んなこと!!俺が言いたいのはッ…」
「俺らで、卒業まで萌依を守る。それは変わらない。俺も、お前も、仁も」
「……………」

