最強姫は不思議ちゃんッ!!



歩きながら、今日あったことを話す。

「ね、潤哉」

「ん? なんだ?」

「この学校に、“龍姫”の情報を集めてるヤツらが…“龍姫”を探してるヤツらがいる…」

「…………千宏たちだろ?」

やっぱり潤哉は知っていた。

驚くこともなく、淡々と聞いて来た。

「うん。他は知らないけど、千宏ってヤツは、何回か名前呼ばれてた」