「すみません」 「気にしないで下さい、王の花嫁は我々にとっても大切な存在ですから」 「…ど、どうも…」 そう言い、風がふく草原をサイさんと一緒に私は歩いて行った―… それからサイさんは、私が怪我をしないように気をつかいながら宮殿まで歩き 途中、国のどこに何があるとか、この食べ物が美味しいなど沢山天界のことを解説しながら宮殿まで案内をしてくれた―… ・