この腕がわたしは大好きだ













出会ったころは、扇李が嫌いだった


冷たくて、約束破るし、すぐに睨む

だから触られるのも気持ち悪くて嫌だった


でも、今はそのすべてに隠れた思いがあって…私を好きだと言ってくれる


そんな扇李と気持ちが通じあったのは、奇跡に近い



だから私はその気持ちを大切にしていきたい


彼の言う通りに、二人きり以外は冷たいだろう


冷たいけど二人きりにあたえくれる気持ちは私の安らぎだ




この先、まだまだ辛い道はあるかもしれない


けれど、扇李がいるなら大丈夫って自信は自然と浮かぶ











本当に出会えて良かった…


少しだけ、曲がった愛のカタチを持つ狼様に



お母さん、お父さん、院長様、みんな…



わたし、幸せな家族を扇李と作っていきます



きっと―…



















2011.11.07~end~