ムッとしたいのは私だよ。なんだか、まだ信じてもらえてないみたいで少し寂しい
「確かに、最初から会わせないのも考えたんだ。だが…沙優を無理矢理花嫁にした…償いをしたかったんだ…ずっと、そう思ってた」
「…扇李」
そんなこと、思ってたの?
「だから、会わせてやりたかった。もし子供が出来たらくだらない掟のせいで沙優は人間界には絶対にいけなくなる、その前に…な」
「………」
扇李ってば、曲がった愛情のくせに結局はいつも私を一番に考えてくれてるんだから
私はこーゆう扇李に弱いみたい…切なそうに話す扇李が可愛くて大好きだなって感じてしまい
頬にある手に重ねるように自分の手をおく
「扇李?わたしね、今の聞いて安心したよ」
「?」
「扇李は私を捨てたんじゃないって、わかったから」
私の勘違いだったんだって
そんなセリフに扇李は眉間にシワを寄せる
「捨てただと?そんなことするわけないだろう。勘違いするな!」
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