私はまた…
「…独りぼっち…じゃん」
両親を無くした時、痛いほど味わった。独りぼっちの辛さを
寂しくて、寒くて、両親と歩く子供の姿が羨ましくて…苦しかった
人混みにいって、寂しさを誤魔化したりもした…だけど、そんなのただの一瞬の安らぎにしかならなくて
もう、存在するのも辛くなったときに…院長様に出会った
それからは、幸せだった…のに…また独りぼっちなんて…
「…辛いよっ」
顔を伏せて、丸まりながら涙をこぼした時―…
「………!」
急に、私に降り積もる雪が止まり…顔をあげると真っ赤な傘が視界にはいって…
後ろを振り向くと…
「え…っ…?」
私に傘を差し出す姿は間違いない…
赤い髪の毛に真っ黒な瞳の扇李がそこにいた…
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