狼様の愛のカタチ理論






「…っ」


そんな事を考えながら、不意に脚を止めると

田畑は一面、真っ白だ


小さい子供達が遊んだ足跡や、ウサギの足跡が所々にきざんであり雪は降り続けその足跡を消していく


変わってない町で安心したのに、弥生おばさんとの再開で私の時間だけが止まって広い世界に取り残されたみたい


「………」


もし…院長様に会ったら…私はどうなるんだろう

「…っ」


ギュと自分自身を抱きしめ、その場にしゃがみこむ


40年後のみんなに会って、私はまた私の子供だと嘘をつかなくきゃいけないの?


そんなの…いやだよっ


私は私として、皆に会えないなら…会いたくないっ


このまま、どこか遠くに行こうか…どうせもう

天界には戻れない、こんな姿じゃあ…院長様のもとで暮らすことも出来ない…