――――――……
――――…
「……はぁっ」
弥生おばさんの優しさに堪えられなくて、その場から私は逃げた
雪が沢山ふり、寒さで身体は冷たくなるけど…そんな肌で感じる感覚より
弥生おばさんの思いに胸が苦しかった
私がいつ来てもいいように、ずっと…大好きな葡萄を用意してくれてたなんて
40年間ずっと…
ううん、弥生おばさんだけじゃない。子供達や院長様…みんなが心配をしてたって思いを知って
私は涙が止まらない…
「…うっ」
それに、私は弥生おばさんに嘘をついた。私は沙優なのに…40年間の矛盾をなくすために、子供だって嘘を
私は沙優なのに、堂々と口に出来なくて…
それがまた辛いんだ―…
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