狼様の愛のカタチ理論





「…うるさい」


そう言いながら近づいて来る顔や、瞳…

彼が匂わす心地よいに香りにドキドキがまして…


「………っ」

至近距離になった瞬間…

「あ…っ」

扇李の瞳に私が写ると、胸から愛しさが込み上げて来て…





「扇李…好き…っ」

「ぇ?」


そう無意識言った瞬間―…わたしは大胆にも扇李の手を掴み


チュ―…と

触れるだけのキスをした―…







「……っ」


そのキスに、扇李は私に近付くのを止めて瞳を大きく開き唖然としてる


何が起きたのか、理解は出来るけど…頭がついていかない…

そんな顔をする彼に私は…好きって気持ちが溢れそうで、再び触れるだけのキスをすると


「…っ」


扇李が唇をグッと噛みしめ…


「名前…呼ぶなって言っただろう…!」


「ぇ…あっ…!…ん」


勢いよく、頬を持ち上げられ、気付いた時には私の唇は扇李によって塞がれていた