本当に今生きてるのが奇跡なくらい、暴力ふるわれたり襲われたり大変だったけど…
「ね?今度こそ大丈夫だから、取りに行くだけ」
二人に両手を合わせて懇願すると、二人は目を合わせて私を見つめる
「わかったよ」
「本当に?」
「はい…待っています。ですが、なるべく早く戻って来てくださいね?」
左汰の台詞に私が大きく頷くと、左汰達は苦笑いをして椅子に座りなおし
私はそれをみてから本棚に向かって歩いていった
――――……
「えっと…確かここだよね……ふぅ」
本棚に来て数分、わたしは本を戻し沢山並べられた本を眺めながら次に何を読もうか考えていた
この図書館は宮殿と違い、人間界の書物が沢山あることがわかった
どうやら左汰いわく、この図書館に存在しない本はないらしい
もちろん私が読める日本語の本やローマ字の本
ハングルや、歴史深い文字など部類は様々
ジャンルも冒険やミステリー、ファンタジーに青春ものや恋愛ものがあり
なかでも天界の神様たちには恋愛ものが人気だと左汰はいっていた
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