「何が気に入らない。お粥が気に入らないか?何なら食うのだ。言ってみろ」
「……っ」
気に入らない、とか、お粥が嫌なんじゃない
食べたくないんだ、しかも扇李にそれを言われるのが辛いのに
なんで、わからないのっ
「…食べない」
「却下、お前にそれを言う権利などない」
「……っ」
「言え、何なら食べる」
ドスの聞いた声で言う声はそれ以上、拒否することを許さない声に
私はグッと唇を噛み締める
そう…そんなに食べさせたいわけ…子供のために。自分のために。
それなら…
「…葡萄(ふどう)」
「葡萄?」
「葡萄なら、食べる…」
私の台詞に扇李は不思議そうな顔をしてる
それもそうだ。葡萄は天界にはない食べ物だから
前にサイさんに言った時に葡萄は天界に存在しなく知ってる者はたぶん自分以外いないと言われたことがあった
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