ドックン、ドックンと
激しくなる胸を抑えながら、ベッドから降り数歩下がると扇李は鼻で笑いながら私に数歩近付いて来る
あっ…い、嫌だっ
「こ、来ないで!なんで来たのよ!」
今さら、私に何の用なの?あれだけの事をしておいて、平然な顔をして私の前に現れるの?
必死に拒否する私とは対象的に扇李は馬鹿にしたように笑い、腕を組む
「なんだ、我は相当嫌われたようだな」
「…っ」
「まぁ、お前にどう思われようがどうでもいいが…なぜ、食事をしない」
「…え?」
テーブルに置かれた手をつけてないお粥をチラリと見つめ私を睨んで来る
「そんなの…扇李に関係ないじゃない!」
食べようが、食べなかろうが…もう扇李には関係ない!
「関係ないだと?お前は我の花嫁だろ?食べないで身体を悪くしたら、健全な子供が産めぬ。それは困る」
「……っ」
な、なにそれ…
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