狼様の愛のカタチ理論





「可哀想な花嫁って、俺が最初に言ったんだ」


「……っ」

「あの日、君を襲ったトラは俺の使い」


え…呉羽さんの?

ちょっと待って、それじゃあ…


「もしかして、人間界で私を襲ったのも?呉羽さん?」

「ん?あぁ、俺ではないけど、指示を出したのは俺」


そんな…っ


「じゃあ、呉羽さんが黒幕だったんですか…」


呉羽さんが、人間界で私を連れて行こうとしたり


天界に来てから襲ったの?そんな、信じられない…


「は?なんか勘違いしてねぇ…って、そうか。お前、何も知らないんだったな」


「……」


「黒幕は俺じゃない」

「っ」

呉羽さんじゃない?それなら、誰が?

だって、あのトラは呉羽さんの使いだって…



「俺さ、人間って嫌いなんだわ。だから、お前が苦しむように誰が黒幕か教えてやるよ」


「……っ」


耳元から唇を離し、ニヤと笑い再び唇が近付いてくる



















「黒幕は…扇李だ」