「?」
「君は、何も知らない。いや、知らされてないんだね。扇李は馬鹿で不器用だから」
「え?」
「君を花嫁にした理由も、本当の出会いも、その首にある印も、その主も…そして両親のことも」
「………」
「だから、可哀想なんだよ。その事実を知れば君はどうなるんだろうな」
肩に触れてる手が少しずつ首にあがってくる
「きっと、悩むだろうな」
「…っ」
冷たく、突き刺さるような瞳で私をにらむ呉羽さん
な、なんなの?呉羽さん…
君を花嫁にした理由?
本当の出会い?首の印?主?…両親?
全く理解できない…
それを知らされてないって…
「あの!」
「あぁ、そうだ。ついでに良いことを教えてあげるよ」
「………っ」
グイッと身体を引き寄せられて、呉羽さんの唇が私の耳に触れる
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