「んー…そうだな~」
「……」
呉羽さん、絶対に私に嫌がせをしてる
悪意を含んだ目が私にそう言ってるのが分かる
絶対に話す気がないか、私が怒るのを待ってるんだろう
「…はぁ」
もう諦めて部屋に戻ろうかな、きっと左汰も私を探してるだろうし
いつまでも付き合ってるのが馬鹿みたいで、ベンチから立ち上がろうとすると
「ところでさ…君は、どうやって扇李と出会ったの?」
「?」
はい?
突然、全く関係ない話しに私は疑問に思いつつ考える
扇李との出会いか…そう言われれば…
「確か、川でした」
施設のみんなを川で遊ばせていて、買い物をしたりんごを広いに草むらに入ったら扇李がいたんだ
「へぇ、川な」
「はい、それがなにか?」
「いや、やっぱり可哀想だな~って」
「…………」
そう言うなり、呉羽さんは立ち上がり私の正面にたち白い肌の手をそっと肩に添える
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