「全く、めんどくさいけど…少しだけ言うなら、そうだなー…俺さ…全部知ってるんだ」
「?」
「君が"可哀想な花嫁"ってこと」
「!?」
そ、それ…
「なんで、呉羽さんが!?」
私が前にトラに襲われた時、トラ達が言っていた言葉
右汰と話して、誰にも言わないって約束だったのに、どうして?
「さぁ?なんででしょう。知りたいなら、着いて来てよ」
「………っ」
知りたい、知りたい気持ちは強い
だってあれから、右汰はそのことに関して何も言わない
だから、その意味もなにも分かってないわけで…
「…教えてくれるんですか?」
可哀想な花嫁は私のこと。私自身をそう呼ばれる意味が知りたい
「もちろん、だからおいで?」
肩の手を離して、私の背中に回すなり、私は呉羽さんに促されるように部屋を出て行った――……
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