「…………」
はぁっ、完璧に怒っちゃった…
この短気！って言いたいけど、今回は私が悪い
けど、邪魔なんて言われたら傷つくじゃん
「そんなに…怒らないで…」
「………」
「ね？…扇李」
「……」
「そーゆうの…寂しいよ」
正座したまま布団をギュと握りしめる
「扇李～…っ」
「あぁ！！」
「！？」
私が名前を呼ぶと、叫びながら勢いよく起き上がりソファーに座ったまま私を見る
「別に怒ってない！怒ってなどない！頼むから黙って寝ろ！お前は我の睡眠を妨げる為に来たのか！」
「…あ…そんなんじゃ、ごめ…ん」
「悪いと思うなら、さっさと寝ろ。何のために我がわざわざベッドを譲ったんだ」
チッと舌打ちをして、そう言うなりもう一回布団をかぶってしまう
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