もう、こうなったら、謝るしかない
「扇李、ごめん！ごめん…っ」
私を引きずる扇李に言うと、完全無視をしたまま私をベッドの上に放り投げて、扇李は立ったまま怒ったような顔つき
「せ…んり」
「おい」
「は、はい！」
「なぜ、そんなに我と寝るのを拒む。それを納得したから左汰やサイが我の元に来たのだろう」
「…」
そ、そうだけど……
「だ、だって」
扇李の力強い視線に思わずベッドの上で正座をしてしまう
「だって、なんだ」
「…え……と」
「無理矢理襲われるとでも、思ってるのか？」
「………うっ」
あ、当たってる。
それだけじゃないけど、半分…
「我はいったはずだ、無理矢理はしないと。まだ信用出来ぬか」
「…そ…れは…やっぱり、前科があるから…」
「………」
「……」
「…なら、どうしたらベッドで寝るんだ」
どうって、言われても
私は一緒になんか寝たくない
けど、今そんなことを言ったらもっと扇李を怒らせる、絶対に
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