――――――……
それから、時がながれ数時間後の夜
「…………」
「………」
「……………」
「……」
「…………」
「…はぁっ、おい、お前はいつまでそーしているつもりだ」
呆れたような彼の声に私はチラリと扇李をみる
今、わたしは扇李の部屋で寝間着に身を包みながら、ベッドにいる扇李とは別にソファーで体育座りをしていた
あれから、左汰は扇李に話した事を交渉しに部屋を出て入れ替わるようにサイさんがやってきた
サイさんは私の姿をみるなり、床に膝をついてしまい慌てて止める私を制止ながら謝って来たのだ
サイさんは悪くないから大丈夫と言うと少しホッとしたような顔をしてくれて、右汰が扇李と過ごすと言う提案をサイさんに説明した
もちろん、サイさんが否定することはなく、そのまま提案を納得してくれて、"私も扇李に伝える"と言い部屋を出ていった
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