「なんか、天界ってルールとか難しいね」
「そうか?俺は人間界の法律ってヤツのほうが難しいぞ」
「そう?」
「なんだ、沙優はわかるのか?」
「まさか」
分かるわけないよ。法律の勉強なんてしたことないし
分かるとしても、授業でやっくらいの一般常識くらいだ
私の返事に"んだよ"と右汰が頷く
「まぁ、その話しはとりあえず置いときまして、沙優様?」
「あ、はい?」
礼儀正しく言う左汰に私もピンと背筋を伸ばす
「最近、沙優様は危ない目にあいすぎだと思います」
「…あー、はは」
トラのこともそうだし、未来さん…のことを言うんだろう
「この宮殿内でしたらトラに襲われることはありませんが、未来様達…扇李の元花嫁は違います」
「…うん」
「きっと、隙があればすぐにまた沙優様に怪我をさせるでしょう」
「だな、女の嫉妬や独占欲はある意味凶器だからな」
それは、私も納得出来る…だって、恐ろしいくらい未来さんの顔は怖かったから
・


