「………っ」
「我が言う事を信じないから、こーゆうことになるんだ」
指をさす場所には気絶して倒れる咲ちゃん達
「あのトラは、お前を捕らえるために来た奴らだ」
「…え?」
わ、わたしを?
なんでトラが私を捕らえる必要があるの?
「お前は分かってない、自分の存在を…その存在がどーゆうものかも」
扇李の言葉に私には疑問がつのるばかり
私は分かってない?自分の存在?その理由?彼は私のなにを知っているって言うの?
「お前には"資格"がある」
「…資格」
それは、前も同じことを言っていた言葉だ…なによ。資格って…
「なんの、資格…なんで、すか?」
「………」
私がそう言うと、待ってました…と、言わんばかりに口元がニヤけた
「お前には……
神の花嫁の資格がある」
「……………」
…………え?
神様の花嫁?
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