言葉を遮る扇李に左汰はグッと言葉を飲み込む 「あいつは、沙優は…昔からそうだ」 「………」 「優しすぎるゆえに、我慢して傷つきやすい」 「…扇李」 そう扇李はいい、もう一度右汰をみてからベッドから立ち上がり出口に向かって歩いていく 「沙優のことはよい。気にするな…だから、右汰を頼む」 「……はぃ」 扇李と左汰の視線が絡み、扇李は静かに部屋を出ていった――…… 「扇李…貴方もだ。だから、あなたは……っ」 ボソリと呟いて、左汰は扇李が出ていった扉をみつめ、静かにうつむいた―…… ・