だけど、私は特に霊感とかあるわけじゃない
そーゆうものの存在は信じるけど、今までみた事がないのにいきなり見えるくなるんだろうか
「立ち入り禁止になってからはお供え物とか誰も行かなくなったから寂しくて降りてきたのかもしれないわね」
「……」
そっか、なんだか可哀想だな…
そう思っていると、ガダッと背後で何かが揺れる音がして"いんちょう…ちゃま"と眠たい目を擦りながら女の子がたっていた
「あら、どうしたの?実里ちゃん?」
「おとー…イレ」
慌てて近寄ると目がうつろなまま口を開いた
「おトイレね?分かったわ。一緒にいきましょ」
「うん…」
「じゃあ、沙優?実里ちゃんとトイレに行って寝かしてくるわね」
「はい。あ、私はここだけ片付けたら寝ますから、院長様も寝てください」
「えぇ、有り難う」
そう言い、二人は食堂から出ていく
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