狼様の愛のカタチ理論






従うつもりは、ないか…


別に私は彼らに命令したり、無理矢理に従わせようだなんて、そんな事しない…


従者って、言われたけど実際にそーゆうのは分からない

だって、いままで私は人間界にいたんだ


だから、そんな関係はなかったわけで…いきなり言われてもどうしたらいいか分からない




それに、たぶんこの二人…右汰さんはその関係について拒絶してる


前になにかあったんだろうけど、それを聞くのは無神経だ



だから………












「あの、右汰さん」


「あぁ?!」


こ、こわっ

びっくりするくらいの声にひるんでしまう…けど…


「い、いえ。あの」


「……」

「私は別に従って貰わなくても、構いません」


「「は?」」


私がそう言うと、二人して"何を言ってるんだ"と言う顔をする


「なんだそれ、機嫌とりか?人間のくせに」


「そんなんじゃないです」


「なら、なんだよ」


なんだよって、なんて言えばいいんだろう












私はただ…従者じゃなくていい…命令なんてしない。だから…















「その…私と仲良くして欲しいんです」



「…………」

「………………」



シーンと…沈黙が走った―…







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