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それからは、サイさんや美味しいもものおかげで気持ちが楽になったのか、少しだけご飯を口にして朝食を終えた―…
サイさんは食事が終わるなり、私に水色と白のロングフレアスカートと紺色の薄手のカーディガンがついたワイシャツを渡し、私はそれに着替えた
「やっぱり、こーゆう服のほうが楽です」
少し乱れた髪の毛を器用に直してくれるサイさんに言うと、彼は軽く頷く
「てっきり、天界では常に着物かと思ってました」
ここにきてから、ほぼ着物だったから、楽な至福をきれて嬉しい
「沙優様は王の間に行く時や儀式などの特別な時以外、着物を好まないのであれば、普通の服でも構いません」
「…は……はぃ」
「私も着物は好きではないので、常にこれですから」
自分の青いワイシャツを軽くひくサイさん
「いいと思います。サイさん似合ってますし」
顔も格好いいし、髪の毛だって、瞳だって綺麗だ。それに優しいなんて人間界なら完璧だ
「あ、ありがとうございます。沙優様。さて髪の毛も直りました」
そう言い私から離れてくしを片付けてからサイさんは座る私の前に真っ直ぐたつ
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