「さ、愛蘭。捜すよ。」 「そうだね。」 「なになに?捜し人?」 捜し物みたいな……? って… 違くて。 話に入ってこなくていいよ。 「愛蘭の友達、捜してんだよ。名前は、拓哉って言って―――」 そこまで話した零の声を遮って、 「拓、哉?って……あそこにいる人じゃん?」 女の人と微笑みながら話す男の人を指差した戒さん。 「………拓哉だ。……零、間違いないよ。」 「行くよ。戒、意外と役に立つね。」 また…… 零は嫌味しか言えないの?