「蓮っ!!」 高い声を響かせ走ってくるのは勿論。 彩菜。 「こんにちは、愛蘭ちゃん。ついでに蓮と零も。」 “ついでに” こだわるのも勿論。 彩菜の幼なじみ、戒さん。 「こんにちは、戒さん。」 「なにが“こんにちは、愛蘭ちゃん”だよ。」 ちょっと…… 聞こえちゃうでしょ? 「蓮、行きましょう?お母さんたちが待ってる。」 彩菜さんに腕を引っ張られて引きずられるように私たちの前から人混みの中に紛れていった。