「…なんか用?そんなに見られたら俺、穴空くんだけど?」 嫌味な奴。 やっぱり嫌いだ。 「……ありがとう。それだけっ!!真奈美が言えって…言ったから……」 だんだん小さくなる私の声。 感じる視線。 ……やばい? それは真奈美だけのものじゃない。 “蓮様”そう呼んで騒ぐ人たちのもの。 …視線が痛い。