――――… リビングに案内されて、私と蓮はお母さんと向き合うように座った。 まさか…… 取引って………… 「蓮……なに考えてるの?」 蓮にだけ聞こえるように小声で。 なのに蓮は…… 「真矢さん。これを。」 ケースを差し出した。