「じゃあ蜜、頑張ってね!!」
「うん……」
中井君があんなことを言わなかったら片瀬君と勉強……っていう事にはならなかったのに…。
思わず隣で欠伸をする中井君をキッと睨む。
中井君も気配を感じたのか、こちらを向いた。
「……なんだよ。」
「中井君が片瀬君を誘うから…」
「別に良いじゃん。何がいけねぇんだよ??」
この人…全然分かってない。
あたしはあえて小声でかつ、訴えるように言った。
「片瀬君と一緒にいるだけで怪しまれるのに、勉強まで教わってしまったら学校内の女子全員の敵に回す事になるんです!!」
それを聞いた中井君は「なるほどね」と冷静な答えを返してきた。
中井君、絶対に他人事だと思ってる。
「だって、別に2人なんて学年トップと馬鹿の差だろ??怪しむ奴なんていねぇって。」
「………」
もう……いやだ。
この人と話したくない。
ひど過ぎる。

