優等生が惚れた女




夕陽と中井君が2人であたしをニヤニヤしながら見ていたら、後ろから「中井」と声がした。



呼ばれた中井君は辺りを見回す。

ある一点を見つめた時、中井君は、笑顔になって手招きをし始めた。


「綾人さ、CD持ってきた??」

えっ?? 片瀬君??


思わず中井君と同じ場所を見ると、片瀬君がいた。


「お前がしつこいから持ってきてやったんだよ。」


と片手にCDを持って見せていた。



「今な、綾人の話してたんだよな。」

とあたしに目を合わせる。

あたし…!?


思わずおどおどしてしまう。


「なんで俺が出てくんの。」

片瀬君が首を傾げる。


「ん?? だってお前が自ら女子に話し掛けるなんて全くねぇだろ。」



コイツと話したんだろ??とあたしを指差す中井君。


すると片瀬君は「まぁな」と、あたしを見た。



…綺麗な顔だ……―っじゃなくて、あたしは話したところいうか、馬鹿にされたって感じだよね。