優等生が惚れた女



席に座るとあたしの隣にさっきまで探していた中井君がいた。


「とことん馬鹿な奴。」


頬杖を突きながら意地悪そうに笑う。

何で…こんな時に限って中井君がいるのよ。

「ホントに最悪…」

「そりゃどーも」


褒めてないんですけど…。

……悔しい。



そういえば…中井君って

「さっき片瀬君が中井君が探してたよ」

「えっ‽ お前、彩人と話したの‽」



あたしは中井君の言葉にうんと頷く。


まぁ、今日が初会話みたいなものなんだけどね。

すると中井君があたしをみてニヤリと笑った。



な、何‽


「良かったな。彩人が女と喋るなんてめったにねぇ事だぞ」

確かに…。

片瀬君が女の子と話すところはあまり見たことない。



結構貴重な体験だったかも…