優等生が惚れた女




授業に遅れてきたあたし達はこっぴどく叱られた。


特にあたし。

頭が良いわけでも無いのに遅れるなんて良い度胸してる。と怒られた。



隣で聞いていた片瀬君は、また笑うし…。


もう、嫌だ…。


「罰として、放課後までに、この問題集を解け。」


と先生が出した問題集は山のようにどっさりあった。


思わず目を見開くあたし。


嘘でしょ…。

あたしの頭でこれを全て解けと…。



「最悪だ。」


山積みの問題集を抱えて、自分の席に戻るあたし。


夕陽を見ると、口を押さえて笑いをこらえている。



他の女の子からの痛い程の視線も突き刺さる。


多分、あたしが片瀬君と一緒に来たことから変な勘違いを抱いているようだ。



……ただあたしは馬鹿って言われて笑われて授業に遅れただけですって…。