優等生が惚れた女




な、なんかストレートに語られた…。


この人、しっかりと理由を聞けば、ちゃんとした答えが帰って来るんだ。



「でも歩多羽も意外だよな。勉強できない馬鹿って……」


かなり面白おかしそうに笑う片瀬君。


なっ!!


「中井君との会話聞こえてたんですか!?」


「アイツがさっき、教えてくれたんだよ。 俺より勉強できないことにかなりダメージ抱えてるって」




ショック……

中井君はなんでそんな事言っちゃうんですか!?

恥ずかしくて、みるみる赤くなる顔。



「不良に負けた馬鹿……」




あたし今、学年トップに笑われてる。


あたしは片瀬君をキッと睨む。


そしたら、「ごめん、ごめん」とあたしを見た。

「……まぁ、人は個性豊かな方が良いって。……ぶはっ」


……!!!!

「ひどい!! 馬鹿にしてますよね!! 笑うか励ますかどっちかにして下さい!!」



でも片瀬君はあたしの訴えに「あぁ」とテキトーな返事をしながら大爆笑する。


もう……最悪だ。



穴があったら直ぐに入りたい…。