『仰せのままに、お嬢様』《完》

そして、パチンと指をならすと、


「楓さんとデートか。
いいねー♪」


「は―――…?」


デ、デ、デ、デートッ!?


「な、何言ってるのよぉ~、
幹生君っ」


「え? だってそうだろう?

よかったなぁ。楽しんで
きなね~」


幹生君はニコニコしながら、
ポンポンとあたしの肩を叩く。


顔から火が出そうなあたしは
まだ文句を言おうとしたけど、
隣から楓さんに涼しい声で
阻まれた。


「リリカ様、そろそろ
参りませんと」


「気をつけてな。
行ってらっしゃいー!」


笑顔で手を振る幹生君に
見送られて、あたしは顔を
真っ赤にしたまま門を出た……。





     ☆☆☆☆☆


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