『仰せのままに、お嬢様』《完》

「本日は、少々実践を
取り入れました課外授業を
行いたいと考えております」


「――――え?」


思いがけないセリフに、
あたしは持ってたティー
カップを宙で止めて
ポカンとする。


「――か、課外授業?」


「さようでございます。

私とごく普通の日常生活を
送るだけ、机上の社交マナーを
学ぶだけでは、男性への
認識は深まりませんので」


「え……? えーと……」


ちょっと待って。

言ってることはなんとなく
わからないでもないけど……

でも、えっと……。


「つまり……何をするの?」


「はい。私と外出して頂き、
一般男性と触れ合える
社交の場の散策などが
よいのではないかと存じます」


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