『仰せのままに、お嬢様』《完》

「おおー、すごい!
英国ってことはイギリス
ですよね? 

本場だ~。しかも首席!?」


香奈枝が感嘆の声をあげる
横で、あたしもひそかに
驚いてた。


パパがS級って言ってた
けど、ホントにすごい執事
なんだ、楓さんって。

パパもよくやったな。
イギリスにいた一流執事を、
日本からスカウトするなんて。


「……よかったの、こんな
所に来ちゃって」


本場イギリスで通用する
くらいなら、本当に素晴らしい
腕を持ってるってことに
違いない。


それが、あたしの男嫌いを
治すなんていう変な条件付きの
仕事のために、日本に
戻ってきちゃって。


_