『仰せのままに、お嬢様』《完》

「い、いいよね? 一緒に
乗って帰っても?」


香奈枝のノリに便乗して
恐る恐る聞くと、楓さんも
特に嫌な顔はせず、


「リリカ様のご学友とあれば、
もちろんでございます」


って言ってくれた。


『やった♪』と小さく声を
あげる香奈枝と一緒に後部席に
乗り込むと、静かに閉まるドア。


車が走り出してしばらく
すると、香奈枝が小声で
耳打ちしてきた。


『ちょっとぉー、すっごい
イケメンじゃーんっ』


『香奈枝、聞こえちゃうよ』


『だってぇ。

あたし、超興味沸いて
きちゃった!』


_