『仰せのままに、お嬢様』《完》

えーっと……楓は今、どう
いうことを言ったんだろう。


お慕いしてるって。

それって――…?


「執事として最悪のタブーを
犯してしまった私を、
どうかお許し下さい。

――私はあなた様を愛して
います。主ではなく、一人の
女性として」


「――――――っ!!?」


世界が。

時間が、止まった気がした。


それくらい……もう、
“ビックリ”なんて単語じゃ
×1000しないと駄目なん
じゃってくらい、ビックリした。


「か、えで………?」


なんて言ったの、今?


愛してる、って。


主としてじゃなく、一人の
女性として、って。


それは、つまり――…。




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