「別に体調はどこも悪くないよ。
だから、そんなこと
しなくていいって」
「さようでございますか?
ですが、明らかにご様子が――」
(だから、楓がこんな至近
距離にいるからなんだよぉ~っ。
ああもう、どうしたら
いいのぉっ)
そんなこと言えないし、
でも心臓はバコバコいってるし。
人を好きになるって、
こんなに神経と体力使う
ことなんだ。
「………………」
視線を泳がせながらそんな
ことを考えるあたしを、
楓は黙って見下ろしていた。
限りなく気まずい沈黙。
嫌だ、余計緊張しちゃう。
どうにかしなきゃととりあえず
口を開きかけた時、わずかに
早く楓が言葉を発した。
_
だから、そんなこと
しなくていいって」
「さようでございますか?
ですが、明らかにご様子が――」
(だから、楓がこんな至近
距離にいるからなんだよぉ~っ。
ああもう、どうしたら
いいのぉっ)
そんなこと言えないし、
でも心臓はバコバコいってるし。
人を好きになるって、
こんなに神経と体力使う
ことなんだ。
「………………」
視線を泳がせながらそんな
ことを考えるあたしを、
楓は黙って見下ろしていた。
限りなく気まずい沈黙。
嫌だ、余計緊張しちゃう。
どうにかしなきゃととりあえず
口を開きかけた時、わずかに
早く楓が言葉を発した。
_

