『仰せのままに、お嬢様』《完》

「……今日はどうしたん
ですか?」


少し強張った声で聞くと、
遼人さんは満面の笑みで、


「この間言ってただろ、
うちにある絵のコレクションを
見に来ないかって。

昨晩、お父様がまた新しいのを
仕入れて来たんだ。それで
ちょうどいいと思って
誘いに来たのさ!」


「絵、ですか……?」


はぁ……本当に懲りない
人だな、遼人さんって。
というか、学ばないと言うべき?

また連絡もなしに、
突然押しかけてきて。


(ていうか、きっと学ぶ気
なんてないんだよね……)


どこまでもゴーイングマイ
ウェイなのが、遼人さんだから。


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