『仰せのままに、お嬢様』《完》

「目立つのが嫌だから、
この近くで待ってもらって
るんですっ」


それなのに――遼人さんが
こんな登場したら、台無し。

ホントに困るよ……。


「――なんだ。そうだったのか」


遼人さんも最初はちょっと
申し訳なさそうな顔をした。

でも、それは一瞬だけで、
次の瞬間には気を取り直した
……というか、もう忘れた
ように笑顔になってる。

――こういうところが、
遼人さんなんだよね……。


「悪い悪い。これからは
俺もそうするよ。

というわけで、行こう。
せっかくだから、ついでに
ドライブでも――…」


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