『仰せのままに、お嬢様』《完》

「ご心配なさらず。

万一久賀様に目に余る
振る舞いがあれば、その時は
私がリリカ様をお守り
いたします。

主を守るのも、執事の
務めでございますから」


「守るって……大ゲサね」


そう言いながらも、何だか
少しだけ胸がくすぐったくて、
自然とあたしも笑みがこぼれた。


「大袈裟ではございません」


「大ゲサだよ。もう……」


でもたしかに、楓さんなら
うまくフォローしてくれそう。

何となく、心強いかな?



あたしは少し気が楽に
なって、自分から『じゃあ
もう着替えるね』と言った。


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