『仰せのままに、お嬢様』《完》

そこまで話すと、楓さんは
納得したように『承知いたし
ました』と頷いた。


「それであれば、私も
そのつもりで対応をさせて
頂きましょう。

ぶしつけな質問をいたしました
無礼をお許し下さい」


「ううん、いいけど。

でも、そのつもりって
どうするの?」


「性格の合わない相手と
でも、円滑に交流する。
それもまた、社交マナーの
ひとつでございます。

リリカ様には、私がその
術(スベ)をしっかりと
お教えいたします」


楓さんは自信ありげにそう
言ったけど、あたしには
あまり自信がなかった。


だから複雑な顔をして
黙ってたら、楓さんは
フッと表情を崩して、


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