『仰せのままに、お嬢様』《完》

仕方ない。

あたしは正直に話すことにした。


「遼人さんと話してたら、
そのうちわかると思うんだけど。

あの人昔から、よく家とか
自分の自慢話するの。

何て言うのかな……自信家
っていうか」


……本当はナルシストって
言いたかったんだけど、
一応、言葉を選んだつもり。


「それに……なんか、どう
してかわかんないけど、
あたしのこと気に入って
くれてるみたいなんだ。

けど子供の頃から、グイグイ
来られるのが逆に怖くて……」


はっきり言ってしまえば、
ああいう自己中な人、
性格が合わない。

これはもう、もし遼人さんが
女の子だったとしても
同じかもしんない。


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