『仰せのままに、お嬢様』《完》

「本当につれないよ!

遊びに誘っても、先約が
あるとかレポートが忙しいって、
なかなか時間とってくれないし」


「……ご、ごめんね……」


なんか遼人さん、アメリカ
から帰ってきてますます
大ゲサで、声も大きく
なった気がする。

ただでさえキャラ濃いのに、
拍車かかってるよぉ……。


たじろいでると、楓さんが
スッとあたしの斜め後ろに
立った。


すると、遼人さんもハッと
したように楓さんに視線を
移して、


「あ、こいつ? 叔父様が
呼び寄せた執事っていうのは」


「え……?」


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