「え?あ俺? 俺は…碓氷慎」

はぁ…碓氷…さんがあたしに何の用でしょうか::

「あんた大丈夫か? ってか別に助け何かいらなかったんだな。一人で倒せたじゃん」

否あの…。

「あのくらい楽勝です。 ところでなんで助けてくれようとしたんですか?」

別にいらないよね?助けなんて。

「は? お前女だろ?」

はいそうですけど。

「女なら女らしく助けてぐらい言えよっ!!」

否、あたし一応人助けしてたんだよ?

だからあのくらい大丈夫かなって思ってたの!

「ハァ…。あのくらい大丈夫です。心配してくださったのならありがとうございました。では」

あたしはそのまま帰ろうとした。

なのに、なんか腕掴まれたんですけど。

「あの、離してくれませんか」

「お前ちょっと来い」

へ?

あたしはそのままずるずると引きずられていった。

はあああああ!? 誘拐だぁぁぁ!!!

離せええええっっ!!