なんてやってる暇ねぇよ。

「なーおきー??」

あたしは最高の笑顔で尚紀に話しかけた。

きっと最高の笑顔の奥には最高の悪魔の笑顔があるに違いない。

「何だ?あ!もしかして優希とのラブラブ話を聞きたい…ぐはっ」

「どーしたの尚紀!?」

「てンめ……ぐはっ」

「おお!血を吐いた←」

「吐いてねぇよ!!てかいきなり右ストレートかよ…」

「ん?違うよ?軽めの右ストレートだよ?」

「はっ!?今ので軽め!?……慎ぉ…俺死んじゃうよぉ…せめて最後に優希に会わせて……」

「うんうん、死んでから会わせてあげるから^^」

「棗っ!?ちょっその拳下ろして!危ないって!!ちょっ慎!棗止めて!」

「無理。止めたら俺が殺られる」

「まことおおおお!!」