「じゃあ俺一人じゃん…」

え、尚紀そこ?

「うん、それはどーでもいいけど…なんで急に!?」

「今日会ったばっかだしな」

と慎。

「あのな、一応初めましてじゃなかったみたいでさ」

「「「は?」」」

「ほら、棗の中学のときの空手の試合で」

佑月が話しだした。

「佑月と思いっきりぶつかったんだよね。俺が」

次は赤也くん…。

「そ、んであたしが持ってたジュースを思いっきり赤也にぶっかけて」

「ごめんなさいでさようならってわけ」

わかるかぁっ!!

「とりあえず1回会ってるってことだよね?」

「そうなんだよね」