これでも一応女です。

「じゃあお邪魔無視はこの辺でー…?」

赤也くんや佑月達はどこかへ行ってしまった。


「棗。ここは棗の家だ。昔の…なんかじゃない。これからの棗の家だ」

「へ?何言ってんの?」

「お前と、お前の家族と、俺」

ちょい待ち。

あたしとあたしの家族まではわかる…ってことにしておいて…。

そして…慎!?

「はぃ??」

「だから……その…」

慎が顔を赤くした。

耳まで真っ赤にして…どしたの。










「俺と結婚してください」